ウミウシ図鑑「ヒラミルミドリガイ」ミル類に生息する

こんにちは、いのこ君(@nagisahiroi)です。

ミル類を探すと出会うことが出来るウミウシの1種で、この子は盗葉緑体と言う面白い生態をもっています。

今回は、そんなヒラミルミドリガイについて書いてみました。

ミル類の上で生活する!?

ウミウシ図鑑「ヒラミルミドリガイ」ミル類に生息する
ヒラミルミドリガイはミル類と同じ体色をしています。おそらく天敵に見つからないようにミル類に擬態をして身を守っています。

 

ウミウシ図鑑「ヒラミルミドリガイ」ミル類に生息する
この子はよ~く見ると小さな目が確認できます。(触角の上にある黒い点)

 

ウミウシ図鑑「ヒラミルミドリガイ」ミル類に生息する

ちんちくりんでかわいい♪

ミルの葉緑体を盗んで生活する!?

このヒラミルミドリガイは緑藻のミル類の上で生活をしていてエサはどうしているのかと言うと、なんとミルの葉緑体を取り込み光合成をしてエネルギーを得ているとのこと。

この行動を『盗葉緑体』と呼びます。

盗葉緑体とは!?
ミル類に歯舌と呼ばれる歯を使って藻類の細胞に穴を開けて細胞ごと葉緑体を吸い取ります。そして、吸い取った葉緑体を使って『光合成』を行い栄養を確保します。
※光合成だけで数ヶ月生きることが出来るそうです。
多細胞生物で『盗葉緑体』を行うことが出来る生物は嚢舌目のウミウシだけなんだそうです。(2018年現在の情報)

盗葉緑体のメリットはあるの!?

メリットは主に2つ。

盗葉緑体の良い所
①光合成をしてエネルギーを作れる。
②餌の海藻と同じ体色になるので、保護色になって身を隠せる。

タイミングが合えば卵も見れる!?

ウミウシ図鑑「ヒラミルミドリガイ」ミル類に生息する
ミル類で生活ができるおかげで生きるためのエネルギーが作れ、保護色で身を隠すことができ、恋をして、子孫を残せて一生を終えることができるんですね。

ですので、ヒラミルミドリガイにとってミル類は大切な存在です。逆に、ミル類は何か利点はあるのかなー?

ガイドの楽しみを教えてくれた!?

そんなヒラミルミドリガイですが、僕にとって初めてのガイドで生きものを見つけて紹介出来るのか不安になりながら案内していたときに、生き物を見つけた喜び、生き物を紹介出来た喜び、生き物を無事に紹介できた安心感、ガイドの楽しみを教えてくれたとても大切な存在…あまたのダイバーから見向きもされない存在だろうと関係ない!!

僕にとってこの子はヒーローなので、ぜひ興味を持たれた方はミル類を探して見てくださいね。

ヒラミルミドリガイの生態『分類、学名、大きさ、生息地・生息域・分布域、豆知識』などの情報について

分類

嚢舌目(のうぜつもく)
チドリミドリガイ科
ゴクラクミドリガイ属

学名

Elysia trisinuata
Baba,1949

大きさ

?~30mmくらい

生息地・生息域・分布域

インド
西太平洋
東太平洋

豆知識

個体によっては赤い細点がある子もいるらしい。

それでは、ここまで記事を読んでいただきましてありがとうございました。また別の記事や動画でお会いしましょう!

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‹参考文献›
持ち運びに最適
フィールド図鑑日本のウミウシ
中野理枝(著)

最強のウミウシバイブル
日本のウミウシ
中野理枝(著)


盗葉緑体により光合成する嚢舌目ウミウシ
(名古屋大学論文)

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